130417 高齢者無料日の昨日、飯田橋から大江戸線で両国へ周り、この展示会を見て来た。たまたま今回、NHK大河を見始めてしまったら、最近では稀なことながら、ドラマに引き込まれ、この幕末から明治への動乱期を賢く、たくましく生き抜いた新島八重に大いに興味を抱くことに。展示の詳細
確かにドラマに仕立てたくなるような、まことに波瀾万丈の人生を全うした女性であることが、よ〜く分かるように構成されてある。ドラマの中では、演じるのが綾瀬はるかだから、チトこのたくましさは描ききれないという意味で、ミスキャストの気がするがねぇ。
ドラマでは、やっと最初の夫、川崎尚之助と新婚生活に入ったところだが、彼との離縁については真相不明としてある。本人はもとより周囲も何も語っていないのだろう。ま、それがあったればこそ、後年、新島襄との出会いもあり、やがて同志社創立という壮大な計画も実現の運びになるし、運命とは面白いものだ。不思議なことに同校の開校申請には、八重の兄、白内障で既に盲目になっていた覚馬がかかわっていた事実が興味をそそられる。
よくぞ探し集めたと感心するほど膨大で貴重な往復書簡やら古地図、古文書、絵画類などなど、資料類が山ほど展示されていて、飽きることがない。
館内は当然ながら老人だらけ(自分もその中に含むが)はいいとして、マナーを知らないというか、ま、見えにくい年齢だから、仕方ないのではあるが、中国人並みに押しのけられるような場面も少なからず。いやはや。