180814 OCEAN'S 8 米 110分 原案・脚本・監督:ゲイリー・ロス 製作:スティーブン・ソダバーグ(「オーシャンズ11、12の撮影・監督)
シリーズ4作目。内容としては11の続編というところか。全員女性、それも贅沢なキャスティングであるところがポイント。とりわけ主演のサンドラ・ブロックとケイト・ブランシェットの共演が素晴らしい。アカデミー主演女優賞を取ったのが、この二人に加えてアン・ハザウェイ、ノミネートがヘレナ・ボナム・カーターという具合。という次第で話題満載だ。ただ、全体の出来栄えというと、イマイチかなぁ。ストーリー展開はよくあるパターンだしね。さしてびっくりというほどでもない。
7人で作戦完了、のはずだったが、8人目が登場し、一同びっくり。「ゼロを7人で割るよりいいでしょ?」とデビー。さらに、もっと驚くべき大戦果を披露、これにはぶったまげるしかない一同。
もう一つ、ヴォーグ主催のメットガラの豪華さと、舞台裏が垣間見えるのも楽しい。まあ実際はちょっと違うんだろうけど。
それにしても、スマホ(iPhone)が大活躍、3Dプリンターも重要な役回りだし、その辺りも興味しんしんだった。
ラストシーン、自分が投獄されている間に練りに練った計画がまんまと大成功したデビー(サンドラ・ブロック)が、兄、ダニー(ジョージ・クルーニーが演じたオーシャンズ11の主役)の墓前で、兄と同じ格好、蝶タイをはずしたタキシード姿で、用意したカクテル(シェーカー、オリーヴまで用意して)で祝杯を上げる姿が印象的。
ついでだが、ダニーの没年が2018となっていた。ちなみに墓が最近はやりのスタイルなのか、骨壷を収め、引き出しのようになっている。手前に名前と生没年がシンプルに刻まれているのみ。
サントラでは、聞き覚えのある曲、少なからず。「ララのテーマ」(ドクトルジヴァゴのテーマ曲)、「トッカータとフーガニ短調」、「ドギー・イン・ザ・ウィンドウ」、「プティット・フルール」、"THE BOOTS ARE MADE FOR WALKIN'"(ナンシー・シナトラ)など。
これだけいると、立ち位置が決まるまでいかにも大変そうだ。アン・ハザウェイ以外はなんだかみんな不満そうだ。ケイトさんはさすが貫禄勝ち!
#60 画像はIMDbから