201121 LONDON FIELDS 英米 118分 2018/10 監督:マシュー・カレン
タイトルと舞台(ロンドン)、それにキャスト陣に注目して見始めたが、展開がもたもたで、なんどもやめとうとしたが、結局最後まで見てしまった。時間の無駄だったかも。アンバー・ハードの魅力、ビリー・ボブ・ソーントンの演技、ジョニー・デップのカメオ出演など、それなりに見所は。
劇中、ミャンマー人家族として、名前がエノラ・ゲイと少年(リトル・ボーイ)と主人公が紹介する場面があり、こういう特別の名称を軽く扱うことに日本人としては当然ながら不快感を持ってしまう。
ほかに、ダーツ競技のシーンが面白かった。イギリスでは、スヌーカー(ビリヤードの一種)と並んで人気スポーツの代表格で、よくテレビ中継もされていたし、パブには必ずダーツが出来るようなスペースが設けられていたのを思い出す。501という競技が早く501点ピッタリにした方が勝ちという、なかなか味のある競技。
予知能力を持つニコラ(アンバー・ハード)が、ほどなく自分が殺されると予知、その相手と思しき3人の男性に自分から近寄って、まあ一種の運試しをするという趣向。意外性のある結末。
元々はデイビッド・クローネンバーグ監督が2001年に映画化をスタートさせたが、様々な事情で降板、以後10年も棚晒しのままで、やっとマシュー・カレンが撮ることが決定。だが製作側と揉め続けたいわくつきの作品。また、本作撮影中にアンバー・ハードとジェニデが別れるきっかけとなったというから、映画そのものより撮影時のドタバタで話題性を高めたようだ。