ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

洗足学園大学生による無料コンサートへ

171218

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歌仲間から誘われて、無料コンサートへ。このシリーズ、以前も何回か来た記憶があるが、秋山和慶指揮とは凄い。開場時間の30分前に着いたが、すでに70人ぐらいの列が。

事前にN氏から座確するよう頼まれたいたのは2階の前列ということで、係員に2階を確認して入ったら、そこは1階からなだらかに続く後ろ扉ということで、アプリコ大ホールと同じ構造。従って、N氏が意図していたのは実は3階席のことと判明。

ま、でも見やすい、聴きやすい位置なので、そこに落ち着く。ここのホール、席に番号も記号もなく、具体的に位置を知らせる術なし。なぜこのようにしているのか、意図不明。これでは、指定席は売れないことになる。謎!

ともあれ、会場はあっという間に満席状態に。そりゃ、マエストロ秋山を無料で聴けるとあっては、当然。

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時節柄、こうした演目を並べたのだろう。いずれも大変聴きごたえがあった。こうした若々しい演奏を聴くのは実に楽しい。多少、ミスがあろうが、そんなことより、今日の日を迎えるにあたって、それこそ天下の秋山、彼らから見れば雲の上の存在かも知れないマエストロの下での演奏だもの、どれだけ楽しみにしていたかと思うと、その感動がこちらにも伝わってこようというもの。

ところで、演奏後、マエストロが聴かせどころのソロを演奏したトランペット奏者を指したのに、手前のクラリネット奏者が立ってしまったり、コンマスがマエストロから何か言われた時に、どう対応していいかわからず、まごまごしていたのも、いかにも学生らしくて、微笑ましい光景だった。

チャイコフスキーの「くるみ割り人形」だが、聴くたびに中学生の時に見たディズニーの「ファンタジア」の素晴らしい画面の印象が鮮明に蘇ってしまう。

また「運命」は、全員が持てる力を出し切っての渾身の演奏で、隅々からブラヴォーが飛び交った。

終演後、駅近くの居酒屋で、飲み放題メニューでもないのに、底抜けに飲んでしまい、池上線は終電だった。就寝が1時近くになったのは久しぶりだ。飲める酒量がほぼ同程度同士となると、ついつい飲み過ぎてしまう。自戒、自戒!

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