ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

フェスタ サマーミューザ オープニングへ

f:id:niba-036:20100725214953j:image:left100725 このところ毎年行っているフェスタ・サマー・ミューザのオープニング・コンサートへ。

開演は16時だが、12時にオープニング・セレモニー(金管によるファンファーレ)、12時半からは最終リハも聴けることになっていたが、昨年経験しているので、今年はパス。
記念すべき今年の第1曲は「未完成」。いきなり未完成というのも面白いが、今更ながら、ほんとに美しいシンフォニーだ。特に低いストリングスによる導入部だけで、ゾクゾクっと来る。弦が充実した編成なれど、管は2管編成。ただ、普段比較的出番の少ないトロンボーンのみ3管というところが面白い。ホルンは2本とも女性。これがまた巧い。ソロ・パートも難なくこなしてくれる。しかし、終演後にマエストロ・スダーンが特に名ざしで称賛したのはクラとオーボエのみで、やや不満。

2曲目だが、檀ふみの名前があったので、おおかた解説でもするのかと思ったら、何と妖精の姿で登場(只今56歳でっせ!)。いわば狂言回しのような役で頻繁に登場するし、ピンマイクでしきりにおしゃべりするのだが、これが良く聞き取れないし、はっきり言って邪魔!音楽だけ聴かせて欲しかった。企画の失敗でしょう。終演後の彼女に対する拍手喝さいはおかしい。愚亭は一切無視。それより、二人のソリストと合唱団、勿論東響にも万雷(一人で?)の拍手を送った。

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