ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

久しぶりのオペラサロン・トナカイ

f:id:grappatei:20100918093106j:image:left数か月前にオーナーが急死され、その後、多少システムが変更された「オペラサロン・トナカイ」へ。
江口さんは今更のコメントは不要。勝倉さん、大型色白美人で、深紅のロングドレスがよく似あう。声も深みのある滑らかさが持ち味。容姿からもカルメンはぴったりだ。

小城君は名前から辰年生まれは明白。46か34か、後で聞けば34歳とのこと。それにしては中々円熟の歌唱で恐れ入る。

←の他に「ラ・ボエーム」から"Che gelida manina"(小城)、同じく「ラ・ボエーム」から3幕のアリア、"Donde lieta uscì al tuo grido d'amore"(江口)、「ミニヨン」(トマ)から「君よ知るや南の国」(勝倉)、「ラ・ボエーム」1幕の2重唱"O soave fanciulla"(江口&小城)

このホール、以前にも書いたかも知れぬが、残響が大きいため、歌う側はかなり気分がいいようだが、聴く側には音が大きすぎで、フォルテッシモなどはド迫力もいいとこ。生の声だからねー。PAさんに調整してもらえる訳もなし。

それと、システム変更はこの後も続くようで10月からはほぼディナー・ショー形式にするらしい。これで客単価はミュージック・フィー(3500円)を含めて、7千円ぐらいになるだろう。これで客離れを起こしては元も子もない。ディナー・ショーにするならミュージック・フィーは寧ろさげるべきだ。

それより、従来のように2,500円程度のミュージック・フィーに戻し、その代わりステージ数を2回に減らして、コーヒー一杯でも気軽に頼めるスタイルにすれば、客が増えるようなような気がするが、どんなものだろう。

今回の聴衆は16人ほどで、恐らく平均的な入場者数だろう。オペラが気軽に楽しめるという点では、他にない施設だけに、なんとか存続して欲しいと願うのみ。
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勝倉さんのクリムゾン・レッド、対する江口さんはゴールド。「茶金(古いねー)?」と聞いたら、「いや、ゴールドです!」って一蹴された。
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左は小城クン。これが34歳に見えますか?
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左は勝倉さん、右が江口さん。シャッターを押す手が震えるほどの圧倒的存在感。
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