120908 今回の最大の楽しみであるブルゴーニュ行きの日。早めに起きて、バス出発地点、ピラミッド街へ。我々の前に出た2台のバスは満載。モン・サン・ミシェル行きだ。我々のバスは一行7名、うち日本人5名と、数で圧倒。ほかに韓国1、バミューダ1。
フランス人ガイド、日本語6、英語4ぐらいの比率で説明。韓国人は英語OKなので、よかった。
まずはシャブリ村へ。今日も好天。
この人、クロードさん。パリの東洋語学校で日本語を学んだという割には下手くそ。でも、適度にユーモアがあり、好感持てる。
こんな木組みの家が並ぶシャブリ村、土曜のせいか、人影なし。
小川が流れる脇には、いつもお花がきれいだ。こんな光景、フランスで何度見たことだろう。素晴らしい!
鉄格子がはまっているここは、昔の洗濯場。田舎の川っぷちには今でもこういう昔の設備がそのまま残されていることが多い。(c.f.Gres-sur-Loing)
大した交通量もないのに、うるさく指示するクロード
何と言ってもシャブリはフランスでも屈指の白ワインの産地、さっそくWilliam Fevreなるワイナリーを訪問。若き経営者から説明を受ける。手前、日本語の説明もあるから、日本人訪問客、結構多いのだろう。土壌の僅かな違いで大きな味の差を生むらしい。
同じChablisでも、Grand-Cru, Premier Cru, ただのChablis、そして多少味の劣るPetit Chablisの4等級があると。
お待ちかねの試飲開始。それにしても随分しゃれた試飲コーナー。
ボルドーの時は参加人数が多かったこともあるのか、ほんの僅かしか飲ませてくれなかったが、ここは大判振る舞い。嬉しいの一言。飲めないカミさんの分まで飲み干しかねない一幕。日本人として、品位を保とう。
試飲の後は、同じ会社の経営するレストランへ。前菜は⬆ブルゴーニュでも、特にオーゼールの名物グジェール(gougere)という、シュー生地にチーズ味の逸品。これが特に印象に残った。
食後はバスにゆられてブルゴーニュ地方の中心に位置する古都ヴェズレーへ。ロマネスクの香り一杯の町で、サンチャゴ巡礼の道でもある。40年前に一度来ているが、この大聖堂以外、ほとんど記憶の外。
古寺研究者には垂涎の作品満載の教会。
小高い丘の上に位置するヴェズレーからは肥沃なブルゴーニュが広々と見渡せる。豊かな農業国フランス、日本から見ればまことに羨ましい光景。
巡礼者歓迎の看板。ヤコブの帆立貝が目印。
ヴィンテージ・カーはここの狭い古道によく似合う。