ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「ドビュッシー、音楽と美術」@ブリジストン美術館

121005 既に入場者10万人を越えた人気展覧会へ。常設館はシニア料金600円だが、さすがに、特別展ゆえ、その倍を越える¥1300。内容からすればそれでも安い感じがする。

           

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概要を抜粋すると、

クロード・ドビュッシーは、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したフランス作曲家。「月の光」や交響詩「」などの作品で知られてる。ドビュッシーが生きた時代には、音楽や美術、文学、舞台芸術が、互いに影響し合い、時に共同で作品をつくり上げたが、彼は作曲家の中ではその代表的な人物と言える。

本展はドビュッシー印象派象徴派、さらにはジャポニスム等の関係に焦点をあて、19世紀フランス美術の新たな魅力をご紹介するもの。オルセー美術館、オランジュリー美術館、そしてブリヂストン美術館の所蔵作品を中心に、国内外から借用した作品約150点で構成される。なお、本展はドビュッシーの生誕150年を記念して、オルセー美術館とオランジュリー美術館、ブリヂストン美術館共同開催する。

館内にドビュッシーの曲が流れ、すばらしい雰囲気で堪能できた。ただ、いかなるわけか、中国人観光客と思しき小グループが入場してきて、うるさいし、ケータイ電話はかけるし、スタッフに注意されてもやめようとしないのには、いい加減参った。

それにしても、緻密な構成には恐れ入る。学芸員の苦労も並大抵ではなかったろう。全部を十章に分けて展示しているが、章ごとの説明がまた懇切丁寧、この上ない。しかも重要なところは日英仏三か国語表示で、他国には見られないものだ。

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彼が作曲するに当たってインスパイアされた絵画や詩歌、或は彫刻など、よくぞ集めたと思う程、所狭しと展示されている。楽譜の表紙のデザインなども相当凝ったことがよく分かる。

オルセー美術館や、ギメー博物館からの出展が多かったが、後半はブリジストン石橋財団所蔵のものが多く並べてあった。