121005
この方、失礼ながら、お名前の正しい読み方すら知らなかったぐらいで、これまでお聴きしたことがない。
冒頭のご挨拶で第一声を聴いて、なんときれいなお声かと。「鈴を転がすような」という表現がピッタリ。歌手って、歌う声と話す声、必ずしも一致しないが、見角悠代さんはまさに同じ声。失礼だが、なんとなく「歌のお姉さん」というような雰囲気。
だが、聞く側は例によって爺さん婆さんばかり。ランチタイムなんだから、このビルで働く若い人たちがもっといてもいいように思うのだが。
今日の演目は主として唱歌で、もう少しオペラ・アリアも聴きたいと思ったが、まぁ無料コンサートだから贅沢は言えない。
青空のように澄み切ったこの声は、他のどなたとも違うように感じた。声部は・・・リリコ・レッジェーロだろうか。
終演後例に寄って図々しく写真を撮らせていただいた。今日は「こうもり」2月公演の宣伝も兼ね、「公爵様、・・・」などもご披露されたが、ご自身の出演はないのだ。そのことを言うと、そばにいらした二期会のスタッフがすかさず「次回は必ずお願いしますから」とフォロー。楽しみに。
左はピアノの岩崎このみさん。
それにしても、ミカドとは素晴らしい姓だ。イギリス人には特に馴染み深いだろう。オペレッタ「ミカド」(ギルバート&サリヴァン)を生んだ国だもの。
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