121018 渋谷文化総合センター大和田さくらホール
11回からほぼ毎回聴きに行っているシリーズ。以前は千駄ヶ谷の東京二期会スタジオで開催されていたのだが、最近は先生の名声もとみに轟き、とりわけおば(あ)さんが激増、到底、あそこでは無理。ということで、最近は、もっぱらこのホールやイイノ・ホールが使われるように。
開場10分前に着いたら、4階のエレベーターホールは長蛇の列がのたくって、大混雑。幸い、エスイロホ氏が前の方にいらして、ベストシートを取っておいてくれて、大感謝。
今日出演のお三方、ほとんど初めて聴く方々ばかり。皆さん、相当のハイ・レベル。とりわけ、ソプラノの田崎さん、先生の説明ではSOPRANO DRAMMATICOという分類、実は日本人でこの声質のソプラノを聴くことは滅多にないので、いい機会だった。
声も太く大きいが、お身体の方も日本人離れの見事な体格で、圧倒される。
松村さん、バリトンからの転向組で、当然ながら太い声で、よく響く。今井さんも素晴らしい美声で、特に中低音の響きはただ者ではない。それに明るい性格とふるまいで、おばさま達には人気絶大の様子だった。
モーツァルト、ロッシーニ、ジョルダーノの3人で4曲、それに先生がお嫌いとおっしゃるヴェルディから4曲。見事な選曲!いずれも劇的雰囲気の演目ばかりで、出演者はかなりきつかったろう。
プログラムと一緒に配布された資料⬆。こうした対訳、しかも2色刷りの労作で、二期会の山上さんが作られたらしい。しかし、その山上氏、最近、退職されたと青島先生から報告があった。残念!
このホール、舞台の天井がめちゃくちゃに高く、そのためなのか、残響が長いように思えた。出し物によっては、響き過ぎる気がする。
田崎尚美さん
松村英行氏 見事な面構えだ。
今井俊輔氏 愛すべきキャラクター
終演後も、自作の書籍、DVD類の販売に忙しい青島先生。
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