130929
2007年の第1回から鑑賞しているこのシリーズも7回目の今回が最終回とはチト寂しい。渋谷区在住の先輩から誘われて、初回から今回まで皆勤賞もの。青島広志先生もよほど今回が最後となるのが悔しい模様で、仕切りに聴衆に訴えておられた。千円ポッキリでこのような素晴らしい企画をなくすのは、どう考えても惜しい。
もともと渋谷区在住の子供と親を対象に企画されたものだが、年寄りが見ても十分楽しめるもの。一昨年まではクソ暑い中、渋谷公会堂前に並んだものだが、昨年からはこの渋谷区総合センター大和田さくらホールが会場に。毎回感心させるのが、選曲。よくぞこれだけ様々なジャンル、さまざまな時代のものを出演歌手に合わせて選ばれるものだ。
今回、一番驚いたのは、佐良直美のヒットで知られる「世界は二人のために」(1967)である。また、最も笑えたのは、「魔笛」からの「夜の女王」。ソプラノ二人が歌って、例のコロラトゥーラにさしかかると、何とテノールの小野さんとバリトンの初鹿野さんが声を張り上げるという趣向。逆転の発想。
テノールの小野 勉さんはすべて出演しており、この企画の「顔」的存在。赤星啓子さんもしばしば登場されていて、やはりなくてはならない”星”!ソプラノの柏原奈穂さんと初鹿野剛さんは確か初登場。うまく青島ワールドの独特の世界に馴染んでいましたねぇ。
来年もまた是非行きたい!
#49