ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

大田区文化祭 管弦楽の調べ

121028 アプリコ大ホール 小雨が降ったりやんだりの中、入場無料とは言え、2階席まで含め9割の入りは凄い。大田区ハイドン室内管弦楽団の知名度も格段に上がっている証拠。演目は、シンフォニー#73「狩」(ハイドン)、ジークフリート牧歌(ワーグナー)、シンフォニー#4「イタリア」(メンデルスゾーン、アンコールはなし。

冒頭から安心して聴いていられる実力たるや、大したもの。弦も管もほとんどノーミスで、とりわけ弦の響きが美しい楽団。

不覚にも一曲目はウツラウツラしてしまった。2曲目、これがワーグナーかいな、と思う程、終始弦楽の静かなメロディーが淡々と流れる。それもその筈、愛妻コジマへのサプライズとして誕生日にプレゼントしたというから、随分しゃれたことをしたものよ。

「イタリア」はイキイキのびのびの演奏で、素晴らしかった。大喝采。指揮者の田尻眞高(しんすけ)氏、その後の公演予定が押しているとかで、アンコールなしでそそくさと会場を後にされてしまった。

このオケ、25年前に十数人で細々と発足、今や50人を越える大所帯に。アマオケとしては、間違いなくトップクラス。

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