180902
年初の第九で同じ舞台に乗ったヴァイオリニストからお誘いがあり、合唱朝稽古の後、これを聞きに行った。
バルトークは聴く機会が比較的少ない作曲家。今日は、眠気も催さずしっかり鑑賞。プログラム・ノーツによれば、ハンガリー民謡あり、バッハあり、自身の青ひげ公の城からの引用やショスタコーヴィッチからの引用まで、多彩で、興味深く聴いた。
アプリコ場内の明るさだが、演奏中もプログラムが読めるぐらいの照度を保っているところが素晴らしい!他のホールもこの点は真似してほしいと思った。
メインはブラームスの1番。定番で、すべての楽章に亘って素晴らしい!冒頭のティンパニーの響きでもうワクワク感がたまらない。2楽章のオーボエによる哀調を帯びた旋律の、なんという美しさか。3楽章はまけじとクラリネットが響かせる。そして4楽章のアルプホルンのように、遥か遠くから聞こえてくるような音色の素晴らしさ。
そして最大の聴かせどころ、弦によるゆったりとした調べ。これを聴くと、やたらに感傷的になってしまう。ところで、ホルンほど難しい楽器はないことは知ってはいるけど、アマチュアの場合は、どうしても最初から最後まで完璧に吹き通せるのは、ごく稀でしかないというのが、どうもやはり残念である。後半は、素晴らしい音色を響かせていたことには心からBravoを贈りたい。
アンコールはバルトークのルーマニア舞曲、#1, #5, #7, #9 。
配布されたプログラムだが、これまでの演奏記録が、文章だけの羅列でなく、⬆︎ご覧のように過去のプログラムの表紙を1~30をすべて並べてあることで、これはなかなかオシャレだ!
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