121117 狛江エコルマホール
狛江フィルハーモニー管弦楽団は15年前に結成されたが、その結成に尽力され、自身ヴァイオリンも弾くH氏が、職場の先輩であった関係で、第一回演奏会以来何度かここへ聴きに来ている。H氏は残念ながら、既に演奏からも、団長職からも退かれているが、今回、私の好きなオペラ演奏が含まれることで、わざわざご招待いただいた。
一部のブラームス2番、熱演だったが、僅かに弦の響きが曇りがちだったことが気になった。しかし、二部では、見違えるような生き生きしたサウンドが響き渡り、すっかりいい気分に。また、出演された独唱者が、みなさんお上手なのには圧倒された。
小山陽二郎さんは既に過去何度か聴かせてもらっているが、美しい高音を持ったテノール。向野由美子さんは初めてだが、冒頭からあでやかな発声で、まさにカルメン歌いである。ミカエラ役の山崎陶子さん、何と東大出というから驚く。卒業後武蔵野の大学院で、本格的に勉強されたようだが、清楚なソプラノ声である。さて、エスカミリオはベテランの鹿又 透氏、見栄えからしてエスカミリオそのもの。表情、演技、もちろん歌もなにもかも。いやぁ、堪能しました。
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