「魔弾の射手」序曲では、ホルン重奏による有名な旋律が出てくる。昔、中学校でうたたことのあるメロディー。わずかにホルンに一瞬乱れが生じたが、十分楽しめた。
青葉三里 野路を辿る
馬追の 笠の上に
白し真白し 真白小百合
朝風に 揺れて咲く
2曲目はハイドンの99番。この楽団、ハイドンの名前がついているだけに、演奏は手慣れたものだ。
シューマンの「ライン」は、多分初めて聞いたが、特にライン川の滔々たる流れがイメージできるわけではないが、特に4楽章は金管の響きが美しく、満を持して演奏を始めたトロンボーンのオルガンのような響きにとりわけ魅了された。
アンコールはシューベルトの「ロアザムンデ」から間奏曲。
この楽団、昨年夏に響友第九で共演していて、知っている顔がいろんなパートにちらほら。かなりご高齢のチェリストが今日もお二人、弓の運びも軽やかに演奏されている姿には勇気をもらった。
#18