130416 たまたまNHKの美術番組で紹介されていた展覧会が気になって、初めて原美術館へ。品川は御殿山の高級住宅街の一隅にひっそりとあるこの美術館、外観も内部も、かなりユニーク。
これまで海を実際に見たことのないトルコの内陸部の人たちを海へつれて行き、それをただ撮影したものだが、館内に流し続けられる潮騒を聞きながら、これらの映像を眺めていると不思議な感覚にとらわれる。彼らの感動がそのままこちらへ乗り移ってくるような・・・。
⬆の男性はかなり長いこと身じろぎもせず眺めて、そしてそっと涙を拭っていた。
2階は「最後に見たもの」というタイトルで、盲目の人々が文字通り最後に見たものを、インタビューを元に映像に構成したもの。それぞれの作品に、事故(交通事故や医療事故など)、或は事件で失明した人たちの言葉が添えられている。
どちらもかなり意欲的な作品群で、インパクト十分。
画像は同美術館のサイトからお借りしました。