ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

再び「世紀の日本画」展へ@東京都美術館

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劇場公開で見損なった映画、岡倉天心を描いた「天心」(竹中直人主演)を見るつもりで早めに到着したが、既に完売!仕方ない、込み合う時間であることを覚悟の上で、この展覧会の後期展の列へ。幸い20分ほどで中へ。

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今日は月1回の高齢者無料日ゆえ、見渡す限り累々と老人!気の毒なのは、こんな日にぶつかってしまった若者たちと外国人である。特に外国人たちは、老人大国と聞いていたが、まさかこれほどとは、と思ったに違いない。

それにしても日本画は素晴らしい!日本画、と書くべきだろうが・・・。既にそれぞれの回顧展などで何度かお目にかかった作品も少なくなかったが、まぎれもなく超一級品揃いでため息あるのみ。中でも今回は前田青邨の、融通無碍の筆さばきには感動を覚えた。

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横山大観 「無我」明治30年 トーハク所蔵

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狩野芳崖 「悲母観音」 明治21年 東京芸大所蔵

何度も書くが、こうした展覧会を気軽に見られる首都圏在住者は幸せである。