150414
アジア有数のコルカタ(旧カルカッタ)の博物館所蔵の作品展。全部で91点の展示。
構成は、
第1章 仏像誕生以前
第2章 釈迦の生涯
第3章 仏の姿
第4章 さまざまな菩薩と神
第5章 ストゥーパと仏
第6章 密教の世界
第7章 経典の世界
となっていて、どの章も見応えたっぷり。とは言え、普段見慣れていないものばかりで、もう少し自分に知識があれば、楽しみ方もまた違っただろう。ま、なにごともそうだが、事前に十分な情報を吸収してから見るに限る。
インドで最初に仏像が作られたのは紀元前1世紀の頃らしい。場所はガンダーラ(現在のアフガニスタン東部からパキスタン北西部に及ぶ地域)や北インド。そして釈迦が誕生してしばらくは、多くの仏像は釈迦の姿を表したものが多いとされる。それにしても、そんな時代の作品⬆︎群の精緻な出来栄えには驚かされる。
本来、仏像に性別はないが、如来のように父性を表す時は男性らしく、観世音菩薩や地蔵菩薩のように母性を表す場合は女性らしい像になっているとのこと。あまりこれまで、そんな風に見ていなかったが言われてみればなるほど、ということになる。
見て回っているうちに昼食時に飲んだアルコール効果で、次第に眠気を催し、終盤は朦朧として、会場を出た。ちょっともったいなかったかな。