150414 「インドの仏」展の後、せっかくだから、表慶館の裏手にある法隆寺宝物館へ。
ここも実は恥ずかしながら来たことがなかった。前面に小さな池を配置、周辺の樹木が水面に写り見事な雰囲気を造っている。設計は谷口吉生である。ニューヨーク近代美術館別館や丸亀にもスタイリッシュな作品を残している。
この宝物館の訪問者は、日本人より西洋人の方が多かった。来日前にガイドブックでしっかりチェックしてきているようだ。調度品・家具類など、すべてにわたってトータルデザインを施しいる。1階奥の喫茶室でコーヒーを飲んだが、もちろんここも彼のデザインの領域に含まれる。しきりに感心しているらしい西洋人の一人が、ドアや取っ手の細部にまでカメラに収めていた姿が印象的。
内部には、ところ狭しと法隆寺の宝物が展示されているが、ほとんどが重要文化財指定、中には国宝も。説明には英文も添えられているが、重文、国宝の部分が英訳されていないのは、いかにも勿体ないので、追加英訳するよう、係員に伝えておいたが、大きなお世話だったかも。カミさんが知ったら、また何を言われるか。
動画はYouTubeから。