150627
よく聴きに行くこの楽団だが、今日は一部メンバーによる室内楽を聞いた。もちろん全員アマチュアだが、腕は一流。バロックを中心にした今日のプログラム、存分に楽しませてもらった。
1曲だけ毛色の変わった演目が。「レ・ミゼラブル」である。クロード=ミシェル・シェーンベルグの傑作。それをうまくアレンジして木管五重奏で演奏。終演部に、やおらフルート担当の団員がマイクを持って「戦う者の歌が聴こえるか・・・」と。会場にも和するよう事前に求められていたが、とてもとても。結局、彼の”独唱”で終わったけど、なかなか楽しい趣向だった。
また、ブランデンブルグ協奏曲2番では、高音域の連続するトランペットによる独奏パートがあるのだが、これをクラリネット奏者、斎藤禄美さんが高音用のクラリネットE♭管で見事に演奏、さらにそれが終わるや否や、こんどは古楽器であるバセットホルンに持ち替えて、チェロパートを演奏するという離れ業、実に大したものだった。
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