151112 興味津々の案内が舞い込み、しかも入場無料!勤務の後、有楽町で途中下車。
すでにドン・ジョヴァンニ用の舞台が組み上がっていた。というか、この日、学生向けの公演があり、舞台は使用したままにしてあったと言うことか。随分階段が多くて、こりゃ演じるキャストたちは緊張するだろうな。
今日のパネリストを務める主要スタッフ陣が勢ぞろい。演出:菅尾 友、ドラマトゥルク:長島 確、舞台監督:幸泉浩司、美術:杉山 至、照明:吉本有輝子、衣装:堂本教子、進行:高島 勲(日生劇場芸術参与、演出家)の各氏。
2年も前からこの舞台の準備に入っていたとか。やはりこれだけの舞台を作り上げるには、これだけ時間をかけて、それぞれの専門家が案を出し合い、ベストプランを練りに練ることが、よく分かった。
また、演出の菅尾氏によれば、登場人物、とりわけ主人公、ドン・ジョヴァンニをどのような性格にするかで、プラン全体が微妙に変化してくるということから、議論百出だったらしい。色事師には違いないのだが、どこか憎めない自由人ということで、ピーターパンに通じると考え、チラシの文字に一工夫したそうだ。⬇︎ご覧の通り、ヴの字が長く伸びた先には、ピーター・パン。
舞台中央に上から下がる短冊形のカーテン、最後の場面で、ここに騎士長の姿を映しながら、劇が進行する。
そして地獄へと落ちていくところを、演出家が熱演。
最後に、舞台に上がらせてくれて、ツアーは終了。ウーム、いろいろ収穫あった。
階段の勾配、想像以上。高所恐怖症だと、オペラ歌手にはなれないかも。