170117 国技館での5000人第九も本番まで丁度ひと月となり、恒例の本番指揮者による指導がトリフォニーホールで行われた。先日の歌い初めで800人ほど集まったが、今日はほぼ倍の1500人も集まったとか。そりゃそうだろう、直接指導は1回しかないのだから。これを逃す手はない。開場時間より30分以上も早く会場に乗り込んだのだが、既に長蛇の列。バスパートは比較的少ないので、最前列に陣どれた。
休憩時間に後ろを向くと、この状態。いつの間にか、舞台上にいたマエストロから「お撮りしましょうか?」なーんて真後ろから言われてしまった。
マエストロ、小柄だが、上半身のたくましいこと!しかも、館内でも結構冷えるというのに、KIOI SINFONIETTA TOKYO(現紀尾井室内管弦楽団)と音符をあしらったTシャツ一枚。
登場するなり、余計な挨拶など一切抜きで、いきなりMからスタート。いやはや、そのスピードたるや!「ほとんどの皆さんは、速すぎ!」と感じたことでしょう。そういう方々には「ざまーみろ!」と言いたい、と来た!徐々に慣れていったが、例の最後の部分、Tochter aus Elysiumの後がまた超速で、一気にゲッテルフンケン!まで。こりゃ大変だ。それにしても、ずいぶん色々教えてもらい、やはり寒い中、来てよかった!
他にドイツ語の発音の中で、VATER, WIEDER, BRUDERなど、語尾のERはエルでなく軽いアーに統一するような指示があった。細かいことだけど、大事なことだ。一も二もなく愚亭は大賛成。STERNENZELT もシュテルネンでなく、シュターネンとなるはずだ。こんな大事な注意を聞く機会を逸するとは信じがたいよ。