170315
千葉在住の姉がはるばる観に行って、絶賛していたので、高齢者無料日の今日、真冬の寒さの中、行く気になった。我が家から品川乗り換えで、往復バス利用で、交通費もタダ(というか、シルバーパス使用)というわけで、多少時間はかかるものの、いいルートを発見した。
そもそも七宝焼きがどのようなものか、ウィキの記事を以下、転載。
ということだが、細工がともかく細かいことに加え、釉薬による色彩の妙が、およそこの世のものとは到底思えないほどの美しさで、確かに、こりゃため息しか出ないわな。
上は細部を拡大したものだが、その精緻さが知れようというものだ。
1889年、および1900年のパリ万博に出品し、数多の賞を贈られている。前半生では、細かい絵柄の小さな作品が多いが、後半、作品が大きくなり、同時に絵柄も余白を残すような作品が増えて来る。
七宝焼きを100点ほど(うち十数点はロンドンのVictoria & Albert Museumから)もまとめて見るチャンスはもうないかも知れず、その意味でも、誠に貴重な展覧会と言わねばならない。
絵画と異なり、作者のサインが入っているわけではないが、下絵の存在などから、並河の作品と確認できるようであり、また後年は本体、または蓋の裏側に京都並河の文字が入るようになって行ったらしい。
作品画像は展覧会のHPからお借りした。