170428 西洋美術館でのトークショーとシャセリオー展の鑑賞を終えたのが、7時過ぎ。そう言えば、同じ合唱団のソプラノさんが出身校のこの演奏会に行くと言っていたのを思い出し、本人に連絡したらなんと自宅に!でも、せっかく目の前の東京文化会館小ホールで開演中だし、しかもタダ!それほど疲れてもいなかったので、入館したら、これがほぼ満員。やっと席を見つけ、5番目のホルン演奏から聞くことができた。
さすが音大の卒演ともなると、なるほどレベルが違うわい!みなさん、大した力量の持ち主ばかり!このホルンも、高音から超低音まで、目まぐるしい展開の難曲を見事に吹きこなしていた。
次のソプラノ、大いに楽しみにしていた。大好きなトロバトーレからの有名なアリアだ。冒頭、さすがに硬さが見られたが、後半の一気に早くなるカヴァレッタは、調子が出てきて、結構聞かせた。高音部はいいのだが、むしろ中音部の滑らかさに不安が。尤も、こちらは何十年も前に、当時世界最高のソプラノ、アントニエッタ・ステッラの生演奏をリハ、ゲネ、本番と何度も聞いていたので、無意識に比較しちゃうんだねぇ。
次のオーボエがまた凄かった!このまますぐプロに転向可能レベル。これもあらゆる技巧を惜しみなく披露するようなタイプの曲に、完璧に対応していた。いやはや、恐れいりやのなんとかだ。ただ、出てくるときに、リードを口にくわえ、そのまま挨拶するってーのは、いかがなもんかな。多分、ギリギリまでリードの滑らかさを保とうとしてるんだろうけど。
トロンボーンも確かな音色だし、小刻みなスライディングも見事だった。
ピアノ、うまいんだろうけど、よく分からない。
トリのヴァイオリン、重音ばかりの連続技という、いやらしい曲だけど、心地よく響かせていたのは立派。ほぼプロ級。
オーボエとヴァイオリン奏者の名前だけは覚えていよう。
#16