ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「ベター・コール・ソウル」最終シーズン@Netflix

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本作主役である弁護士ソウル・グッドマン、本名ジミー・マッギル(ボブ・オーデンカーク)の相方、キム・ヴェクスラー(レイ・シーホーン)も本シーズンで終了。

ブラックリストのシーズン8が終了したと思ったらタイムリーに「ベター・コール・ソウル」の最終章、シーズン6の配信が始まった。今回はとりあえずエピソード3まで。

そもそもこのシリーズは、長大な「ブレイキング・バッド」のスピン・オフと言えるようなもので、ブレイキング・バッドよりちょっと前の時代から始まり、途中から登場人物もブレイキングと被り始めるように綿密に作られていて、脚本のヴィンス・ギリガンの手腕には驚くしかない。

主役のジミーが本名とは別に職業(弁護士)用にソウル・グッドマンという珍妙な名前を使い始める。これって、米人だとIt's all good, man!(すべてうまくいくぜ!)ってな具合に聞こえるらしく、初めて聞いて失笑が漏れる場面もある。ま、そこがジミーの狙い目なんだろうけど。

この作品の流れは二つあって、ジミーとキムの組む連合が絡むさまざまな弁護ケース、それと

元警官のマイク(ジョナサン・バンクス)、同業の息子を正義感ゆえに死なせたことで、
それがトラウマに。

この器用な”何でも屋”、マイクが絡む手荒い闇ビジネスという流れを同時進行させる手法をとっている。主な舞台はニュー・メキシコ。当然、ドラッグ・カルテルの取引と彼ら同士の凄惨な殺し合いの場面、多数。第4話以降の配信が待たれる。