221106 RAPINIAMO IL DUCE (統領〈の財宝〉を奪おう)2020 イタリア 1h30m 脚本・監督:レナート・デ・マリア
第2次大戦終戦秘話の一つ(?)実際に似たようなことが起きたそうですが・・・、ちょっと信じがたいです。
いよいよ敗色濃厚となったファッシスト政権、国民が供出した金銀財宝を奪ってスイスへ逃亡しようとする軍の一部の存在を、たまたま知った男たち、これを阻止すると同時に自分たちがいただこうという寸法です。
ほとんど「スパイ大作戦」さながらに、各分野のプロを集めて実行に向けて動き出します。強奪作戦実行へのカウントダウンの形で映画は進行していきます。この辺、脚本がうまく書かれています。当然、計画通りには行かず、裏切りもあれば、事故もあるという具合で、最後まで見せ場をうまく設けています。
また北伊の風光明媚な湖水地方のラストシーンもなかなかおしゃれです。期待以上に楽しめました。
主人公を演じるピエトロ・カステッリット、どこかで見た顔とずーっと考えていたら、やはりというか案の定、セルジョ・カステッリット(「赤いアモーレ」の脚本・監督・主演)の息子でした。