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ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

日フィル創立60周年記念 メンデルスゾーン「オラトリオ『エリア』op.70」@芸劇

音楽

160911

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初めて聴く楽曲だ。130分という長大なオラトリオで、ソリストも合唱団もほぼ出ずっぱりだから、どれほどのエネルギーを費やしたことだろう。これに比べれば、第九の合唱など、たった24分程度の4楽章のうち、合唱の出番はせいぜい15分ぐらいだから、このオラトリオを歌いきった合唱団からすれば、第九の合唱など、児戯にも等しいと感じるのかも知れない。いやはや、それほど凄まじい迫力を感じっぱなしだった。

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ソリスト陣も豪華な顔ぶれだが、準ソリストとも云うべきプロが8人も合唱団に混じっていて、随所で美しい重賞を響かせるという、実に、なんとも贅沢な演奏であった。

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我々日本人にはあまり馴染みがない旧約聖書に登場する人物を扱っている。預言者エリアはその列王記に登場する人物で、登場から昇天までをこのオラトリオで扱っている。預言者エリア(英語ではエライジャ)、ヤハウェの僕であるオバドヤ、それに天使、民衆、王妃イゼベル(英語名ジェジベル)などが登場人物で、実に壮大な絵巻である。

若い頃、愚亭は仲間と黒人霊歌をカルテットで歌っていたが、しばしば旧約聖書の話が登場するから、こうした名前にもある種、懐かしさがあり、なんとなく身近に感じて聞いていた。

ところで、このホールのパイプオルガン、今日は大活躍で、女性奏者の脚が右へ左へ忙しく動いていて、特に低音部が相当鳴っていた印象。しばらくぶりに来たこのホールのパイプオルガンて、こんな洒落た形だったのかと思い、調べてみたら、なんと演奏楽曲に合わせ、オルガンケースを二つ用意し、回転式でどちらでも使えるようにしてあるというから驚く。以下、劇場の施設案内の抜粋。

ここにヨーロッパの教会オルガンのようなデザインをもってきたのでは調和しない。一方、17-18世紀のオルガン音楽が鳴ったとき、それに相応しい外観も欲しくなる。このジレンマを解決するに、回転方式を考えた。オルガンケースは背中合わせに2つ作り、第1の面はいわばクラシックの顔、第2の面はモダンな顔。前者はヨーロッパの伝統に沿った形で、後者はホールとの調和をとりながら、より自由な発想で作った。この結果、ホールの美観の点でも、楽器の伝統の点でも、それぞれの長所を最大限に生かすことができたと考える。

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今回は上のモダンな顔の方。

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