ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

アプリコ・シンフォニーの定期演奏会

マイ・ホールとも言うべきアプリコで、同名のアマオケの定期演奏会に招待されて出かけた。

指揮は、大阪出身の横島勝人氏。大阪音楽大在学中から指揮活動を開始、その後ウィーン留学を果たしてウィーン国立音大指揮科で学び直したという経歴。

演目は:
チャイコフスキー スラブ行進曲 昔の戦争映画やニュース映画などによく使われた有名な旋律がある。
ヒンデミット ウェーバーの主題による交響的変容 ヒンデミットを聴く機会は滅多にないが、途中、アメリカ亡命を果たした彼らしく、急にジャズ的サウンドが鳴りだすという、なかなか愉快で楽しめるな曲。
ブラームス 交響曲第4番 軽快さと深遠さを併せ持った作品。
アンコールは、ワーグナー作曲 歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲

今日も、「これがアマオケ?」というほどの渾身の演奏で、拍手鳴り止まずというところでした。

今回は2階席右側の席。すぐ前に撮影班が陣取っている。撮影風景を見るのは初めてで、それはそれでなかなか興味深かった。
撮影スタッフでも、実際にカメラ操作をする人の横には、楽譜片手に楽器を指定する人物がいる。次にどの楽器が鳴らすかを事前にスコアで確認しておいて、逐一カメラ・スタッフに知らせると、その楽器にカメラを向けるということをやっている。小声でも、近くだとやはり聞こえるから、気になる人は近づかない方がいい。

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