ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

二期会アフタヌーンコンサート

恒例のコンサートにご招待をいただき、新装なったヤマハホールへ。銀座ヤマハはその昔、試写会でよくお邪魔したことがある。今回全面改装で、ホールはビルの7階と8階に。333席と中規模ホール。天井が高いのが特徴で、いつもこのコンサートが開催される二期会スタジオの凡そ3杯以上もある感じだ。音響もよく、歌う側もさぞ気持ちの良いことだろう。

ついでだが、ここから1ブロックほど新橋寄りが中国人観光バスが停車するところらしく、確かに傍若無人に大声で闊歩しているのは皆中国人。マナー知らずで、まことにガラが悪い。ヤマハ店内にも結構入ってくるらしく、店側もちゃっかりと、彼ら向けの土産品なども並べている。

さて、コンサート、演目と出演者↓の通り。
f:id:niba-036:20100806145247j:image
薄くてよく見えないが黄色のラインマーカーで記した歌手が気になった歌手。中でも今年1月11日の新年会で聞いた鈴木江美さんが抜群の冴えを見せていた。半年でかくも進化するものと感心。

今回、いつになく男性陣の充実ぶりが際立つ。二期会としてもかなり力が入っていることは彼らの紹介の仕方にも窺える。そりゃそうだ、現在2500人も会員がいるという世界でも珍しい組織だが、男性陣の層が薄いことは紛れもない事実。そこへ門間伸樹(バリトン、軽め)、大澤一彰(テノール、リリコややレッジェーロ)、松村英行(バリトン→テノール ひげ面ということ手伝ってどちらかと言えば悪人面。日本人には少ない面構え。声の質はバリトンからの転向とあって、ジャコミーニ風)などの若手の登場ゆえ、紹介に力がこもるのも無理からぬこと。まして、大澤君のように別の組織から二期会へ移籍とくれば、喜ばしいに違いない。よく分かる。

その後、地下2階に移動して歌手たちとの懇親会。
f:id:niba-036:20100806154832j:image
キャンディードを歌った二見さん(左)と歌劇「イオランタ」(チャイコフスキー)から2曲歌った鈴木江美さん
f:id:niba-036:20100806154831j:image
見るからに大物風の肥後もっこす、大澤一彰氏と。ベッリーニドニゼッティを歌いたいと抱負を語る。
f:id:niba-036:20100806154830j:image
嬉しそうな両側のおじさん達


#56