ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

旅の乗り物

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これは東京-成田を36分で結ぶというふれこみの京成の新型スカイライナー。この宣伝文句は完全にまやかしで、36分で走るのはたったの1本のみ。早朝運航のものに限られる。他はそれより10分余計にかかる。何故かと言えば、新型が走るルートはすべてが新たに開発したものではなく、一部は鈍行が走るトラックを走らねばならない。そうなると、早朝以外はその区間はのろのろ運転は避けられないということだ。それと日暮里を恰も東京の中心のごとく扱うのもいささかどうかと思うが。
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ストラスブール→パリで乗ったTGV。574.8kmは世界最速(2007.4.3樹立)というプレートがれいれいしく先頭車両に張ってある。
f:id:grappatei:20100917101447j:image:leftこれはパリのホテル玄関前で見かけたFIAT500。大昔、ペルージャで初めて免許証を取った際、教習所で乗ったものと同型の最新型モデル。懐かしい!

f:id:grappatei:20100917101700j:image:left帰りのフライトはエアバス社の最新型A380。総2階建てで、全部エコノミー仕様にすれば800人以上という、恐ろしいほどの収容力。なんだか時代に逆行するような超大型機だ。

「売り」は静けさだろう。それと余程強力なエンジンを搭載しているのか、凄い加速であっという間にフワリと舞い上がった。

乗降口が上下に分かれているため、ジャンボのようにらせん階段での内部移動は出来ないのだろう。2階部分がどうなっているか、大いに興味あれど見られず残念至極。次回は是非2階のシートをアサインして貰おう。

1階部分はかくのごとしで、特に目立った点はない。座席回りでは背もたれに埋め込まれたオーディオ・ヴィジュアル装置が新型になっている程度か。総2階建てゆえ、若干天井が低く感じられる。
f:id:grappatei:20100917101658j:image:leftカメラが垂直尾翼の先端、胴体真下、機首の3か所に取り付けられて、選択して外が見られるのは嬉しい。これは垂直尾翼からの眺め。
GO、AIRBUS A380!
帰路のフライト・タイムは10時間40分で、往路より1時間速い。


ついでに情報として、パリ出発便の混み具合を少々。

前回同様、オペラ座横から出ているパリ市営バスのシャルル・ドゴール空港直行便を利用。これだと、一人千円弱。ホテルから荷物をころがして10分。自動販売機で切符を購入。(車内でも可)既に凄い込み具合だ。乗り込むのに10分以上要す。10時15分出発。環状線ペリフェリックに出るまでが混雑。Porte de Clignancourtからペリフェリックへ。ここも流れが悪い。やっと空港行きの高速へ。ここから加速するも、空港ターミナルTE2到着は11時15分。丁度1時間かかったことになる。でも当該機出発は13時半だから、悠々間に合う筈だ。

ところが、ここからが大変だった。まず免税手続きが長蛇の列。やっと終えて、搭乗手続きだが、係員の案内で自動搭乗券発券機を使用。でも、まだ荷物のチェックインが残っている。再び長い列へ。この時点で12時15分。終わってイミグレを通り、ターミナル54番がまた遠い。無人のトラムに乗って、最終搭乗口。ここで、身の回り品検査。靴まで脱がされるから、荷物の多い外人女性は時間を取られる。それら一切が終わった時には登場開始から20分も経過している始末。
免税品購入どころではない。

前回もほぼ同じ時間にホテルを出て同じルートで空港に行ったが、ガラガラで、あっと言う間に搭乗口まで来てしまった。誰もいないがらんとしたフロアで本を読んだり免税店をひやかしたりと、ひたすら時間つぶし。同じ日(9月8日)同じ時間帯で、何故かくのごとき違いかは不明。恐らく、搭乗手続きの方面(アジア全部とか)を増やしたせいだろう。それでいて係員は増やしていないからではないかと想像している。今後は空港到着を出発3時間前に設定する必要がありそう。