ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「TSUNAMI -ツナミ-」

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100926 109シネマズ川崎 原題:Haeundae 107分 2009韓国。ただし、CGについては、ハリウッドのサポートがあったようだ。クレジットにはそれらしい名前がずらり。純粋に韓国映画とは言えないのでは。

B級大娯楽作品として見れば、十分な出来栄えで、楽しめることは間違いない。この種のディザースター・ムーヴィーにはつきものの、群像劇が前半に必ず入るのは仕方がないとして、もう少しうまい脚本が書けなかったのか。(だからこそB級作品) 若いカップル、貧窮家庭の母とバカ息子、不良男女グループ、舞台になっている海雲台のビーチ周辺で開発プロジェクトを目論む市議会議員、地震研究者と分かれた妻、その娘、etc.が同時並行で登場し、後半、一転大津波が襲うという展開。何でも対馬と韓国側の鬱陵島(ウルルン)が同時に沈没することで、100mの巨大津波が襲うという設定だ。

f:id:grappatei:20100926132131j:image:left日本側からの情報で、後10分でこれが海雲台を襲うことになって、海水浴客やら、折からエキスポのプレゼン中の3セク関係者、招待客などが右往左往の大騒ぎを演じるあたりから、俄然見せ場がいくつも登場して、やっと面白くなる。CGは大変良く出来ている。ただ、コンピューター画面に映る日本列島の形が無茶苦茶で、北海道が二つに分裂しているなど、粗っぽいところは気になる。

前半の群像劇の描き方が余りにステレオタイプで、大いに白ける。それにしても、昼間から酒ばかりあおる連中が多く登場したり、何でも喧嘩腰での怒鳴り合いシーンばかりが頻出して、大和民族との大きな相違に、改めて感心する始末。

字幕に「超日本語版」とあった超は何の意味か。別に特別なこともなかったし、逆にアテレコが下手で違和感すらあったが。そして、エンディングの曲はAKBの歌う日本語は何故?劇中の音楽が浮ついていて、マイナス効果。

ともあれ、娯楽作品としては成功の部類でしょう。長さも丁度良かったし。



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