120821 渋谷Bunkamura ザ・ミュージアム内。面白い企画だ。対象者はブログ、facebook, twitter開設者ということなので、さっそく申し込んだ。幸い、参加証が送られてきたので、お茶の水にある「ナポリ下町食堂」での大学のクラス会終了後、渋谷へ急行。
ただし、30分も遅れたので、座談会(美術史家の山下裕二氏[明治学院大学教授]と、レーピン研究家で美術史家の籾山昌夫氏[神奈川県立近代美術館 主任学芸員]が招かれ、ナビゲーターは、美術展応援団「青い日記帳」主宰の中村剛さんが務めた)結構進んでしまっていた。それでも、興味深い話をいろいろ伺え、楽しかった。
「ムソルグスキー」の解説では、BGMとして「展覧会の絵」の演奏が流れ、至福のひと時だった。
⬇レーピンの描くムソルグスキー。亡くなる10日前に入院先の病室で描いたことになっている。目の隈や、鼻の先端が赤いのは、アル中の症状らしい。
その後、貸切鑑賞会+写真撮影という恵まれた時間も設定、なかなかシャレた企画だ。
写真撮影は、作品単独は不可。必ずこのように鑑賞する人物や遠景として、という条件付き。
これは本展の目玉の一つ、「皇女ソフィア」と言う怖い絵。じっと表情を見ていると戦慄が走る。
「日向でー娘ナジェージナ・レーピナの肖像」
「思いがけなく」
ともかく傑作揃いだから必見。本企画を逃すと、モスクワに行かない限り見られないことになる。