120920
以前合唱を指導していただいた畑美枝子先生が出演されるので、勤務の後で上野駅で下車。開場20分前なのに、既にかなり長い列が。開演前には満員になってしまったから、凄い。例によって会場は高齢者に埋め尽くされた。
トスティばかり30曲ほど聴いたが、知っている曲は5、6曲しかなかった。でも、いずれも心に染みるメロディーばかり。また、しっかりした対訳本もあり、歌詞がどれも格調高いものばかり。
畑先生は、久しぶりにお聴きしたが、以前に比べて、声質がまろやかになった印象を受けた。ご本人は否定したが、少しお痩せになったようだった。(後ろは企画・構成・出演のバス・バリトン、森田学氏)
最後に嶺 貞子先生が登場して、アンコール「可愛い口元」を含め計3曲お歌いになったが、ますます健在で、絹のような響きを小ホール一杯に響かせて、実に見事だった。場内、割れんばかりのうちに終了。(後ろに、何となくべらんめぇ風ナポリ民謡を歌うテノール、行天祥晃氏の姿が見える。)
最後に全員で「すみれ」を歌って幕。それにしても二期会イタリア歌曲研究会として、今日が47回目の演奏会というから凄い!来年は5月にチェスティを特集する演奏会を予定しているとか。嶺先生のますますのご健勝とこの会の隆盛を願うばかりだ。男性陣が僅か3人はチト寂しい。もう少し増えて欲しいところだが。
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