ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「モネ・ゲーム」

130520 原題:GAMBIT (策略)邦題はよく出来ている。モネの絵が主役だからである。1966年の「泥棒貴族」(原題は同じGAMBIT)をベースにしてコーエン兄弟が脚本を担当。1/3ぐらいまでは、こりゃ失敗作と確信したのだが・・・終盤、にわかに面白く、ラストは見事!

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美術鑑定士のハリー(ファース)は、自分を無能扱いにする雇い主である億万長者で美術収集かのシャバンダー(リックマン)がモネの「積みわら」を所有していることに目をつけ、一杯食わせる名案を思いつく。テキサス女と謎の金満日本人、それに贋作名人のネルソン少佐(コートネイ)と組んで、まんまと・・・・。

 

それと、ばりばりのテキサンを演じる、典型的な明るいカリフォルニア娘、キャメロン・ディアス(サンディエゴ出身)と、英国出身のコリン・ファースアラン・リックマン、トム・コートネイ(先日「カルテット」で見たばかり)、この組み合わせの妙が、実に楽しかった。

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ただ、途中で登場する日本人の一群が、余りにもステレオタイプで描かれていて、これはまったく面白くなかった。ああいう風にしか描かれないのが不思議であり、日本人としては不快である。それにしても、この日本人役者、聞かない名前ばかりだが、アメリカで役者稼業やっているのだろうか。

 

#36 画像はALLCINEMA on lineから