140123 昨年末、アプリコ第九でお世話になったマエストロ梅田が指揮する現代音楽を聴きに上野へ。現在58歳、気鋭の作曲家安良岡章夫の作品とシェーンベルクだから、正直、かなり”とっつき”が悪いと思いながら、出かけた。
いわゆる「美しい音楽」の範疇からははずれると思うのだが、古典主義,ロマン主義クラシックとの距離を楽しめたというところだろうか。特に、冒頭の独奏打楽器による演奏には、度肝を抜かれた。
マエストロも演奏家たちも、余りこういう楽曲に取り組む機会は多くはないだろうから、音の作り込みには苦心したと思える。やはり終演後の、いつになく満足げな表情にそれが伺えたように感じた。
安良岡作品の後に聴くシェーンベルクは、すごく正統派クラシックに聞こえて仕方なかった。
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