150919
コスパの高そうな音楽会ゆえ、だいぶ前にチケットを購入してあったから、海外旅行から帰国直後の、あまり万全とは言えない体調のままで銀座まで出かけることに。それにしても、新橋から銀座八丁目を行くと、相変わらずの中国人観光客の群れが目立つ。折から歩行者天国で、道路中央にいくつも日よけとベンチが置かれているが、全て中国人に占拠されていた。
居眠りは覚悟の上だったが、全く眠くなることもなく、最後までしっかり楽しめたのは、企画・構成のうまさか。
天羽さんは久しぶりに聞かせてもらったが、うまさは相変わらずで、絹のような、やわらかな高音の響きは一層磨きがかかっている印象。
冒頭の「手に手をとって」は、振りなしでまず歌い、朝岡聡が引き取って、解説。聴衆の反応がイマイチだったのは、ツェルリーナとドン・ジョヴァンニが置かれている状況を理解していないからと、詳しい状況説明があり、次は振りをたっぷり入れての再演。なかなかやるなァと思わせる演出である。それにしても、須藤慎吾さんも、聴くたびに確実に進化していて、いいバリトンに成長している。
アンコールは全員による"VIVA LA LIBERTA'"
#52