121024 ヤハマホール
ロッシーニの作品だけを24、25の両日、寸劇仕立てで、コンサート・ソムリエなどという肩書きをつけた朝岡 聡氏が料理長姿の案内役で、楽しく繰り広げる演奏会。
つい先日も東京文化会館小ホールでのヘングレでも案内役を務めたばかり。忙しい人だ。しかし、もうすっかりこうした役どころが板についてしまった感じ。ご本人自身もオペラ大好き人間らしいから、随分楽しい仕事なんだろう。嫌みがなくて、うまい!
中堅どころの4人の歌手、見事なバランスで、どの曲も十分堪能できた。中井亮一氏は初めて聴くがすばらしい、伸びのある美声で、今後が楽しみ。他の3人は改めてコメントするまでもなく、お上手。
天羽さんはもう15年も昔から聞いているが、相変わらず愛らしくそして素晴らしい発声にうっとり。小野和歌子さん、昨年はシャネルで何度も聴かせていただいている熟達のメッゾ。ロジーナのアジリタの見事なこと!それにスタイルが。
吉川健一氏、6,7年前にオフィス設計(当時はまだ無料)で日比野 幸さんとジョイントリサイタルで初めて聴いているが、随分成長・進化の跡が窺える。それに芸達者だ。
それとエレクトーンの演奏がまた素晴らしかった!まるでフルオーケストラを聴いているような感じで、迫力満点である。5歳からエレクトーンを弾いている経歴の持ち主、余りいないでしょう。
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