151203
今月5日に本番を控えたA組(西村組)のゲネプロを見る機会があった。自分が行く本番は6日のB組(藤田組)なので、両組が見られてラッキーだった。
いつものGPと異なり、各幕を開ける前に、入念に最終チェックをするので、本公演より長く、五時に開始して、終わったのが、八時半を回っていた。本当にお疲れ様でした。
リッカルドの西村 悟氏は長身で見栄えがする上、高音までムラなく滑らかに響かせていた。牧野正人氏のレナートもたっぷり聴かせた。3幕の詠唱" Eri tu・・・"は鳥肌もの。アメーリアの小川里美さんも、堂々たるリリコスピントを響かせて、進化の跡、歴然。汚れ役とも言えるウルリカ、豊かな低音を響かせた鳥木弥生さん、さすがだ。オスカルの高橋薫子さん、相変わらず可愛らしい姿と持ち前の清らかな声で決めていた。
きらびやかで豪華絢爛たる舞台も、衣装も実に見事で、レンブラントやフランス・ハルスの名画を見ているような錯覚に何度もとらわれた。
東フィル、藤原歌劇団合唱団も、うまさには定評があり、コメント不要。