200202
昨年の7月末から稽古を続けて、ついに本番を迎えた。合唱団員としてのオペラ出演は一昨年の「椿姫」以来、2度目となったが、喜歌劇ということで、めまぐるしいほど舞台狭しと動かされ、フリを覚えると歌唱がおろそかになり、歌唱に集中すると動きを忘れるという繰り返し。せっかく演出家の先生が高齢者向けに動きをあまり伴わない演出を考えてくれたのにと思うと少々なさけない気持ちである。
正味1時間を切る演奏会を千円で提供したこともあり、同ホールのキャパ506席が完売となったのはまことに喜ばしい。やはり一流のソリスト4人のブランド力によるものでもあるのは疑いないところ。一緒に稽古していて、プロの技を目の当たりにし、今更ながら、いろいろ勉強にも、励みにもなった。
今回は全体プロジェクトの第1弾であり、来年後半にフルオケ付きによる全幕通し公演で完結する。先は長いが、第1幕に乗ったからには、なんとしてもその場には居合わせたいともっている。もちろん、客席でなく、アプリコ大ホールの舞台で。
終演後、ホール2階のロビーで来場者と面会、写真撮影などでごった返した。その後、解団式が小ホールで小一時間ほど。さらに下丸子駅近くの中華料理店の2階を貸し切っての二次会で、さらに盛り上がった。ソリスト全員、プロデューサー、演出家にも参加いただき、彼らとの交歓がまた滅法楽しかった。これでやっと終わったが、案の定、すでに「こうもり」ロス状態。