160335
毎年、この時期になると楽しみにしているコンサートの一つ。アマチュアだけど、間もなく、この中のほとんどがプロの道を歩み始めるはずの、音大生たちの楽団。したがって、ほぼプロ並みの演奏を聴かせてくれる。
芸大始め、東京音大、国立、武蔵野、桐朋、東邦、洗足などから選抜された団員だから、さすがに見事な演奏だった。今回は関西からも二人ほど、ヴィオリンで参加していたとか。これだけの大学の寄せ集めだから、さぞかし練習が大変だったろう。でも、演奏後、マエストロがしみじみ言ってたのは、到底寄せ集めとは思えないチームワークの良さ、雰囲気の素晴らしさだったとか。練習会場が武蔵野音大だったので、てっきり江古田キャンパスと思ったら、なんと入間で、がっくりと冗談も。
どちらも第5番の名曲、チャイコフスキーとショスタコヴィッチという、まあ大物だ。したがって、舞台に所狭しと乗りましたね。ざっと100名以上。弦だけで、72丁だから!ショスタコヴィッチに至っては、おそらく110名は超えていたかな。何しろコンバス10本とか、フルート6管とか、普段あまり見かけない光景。
もちろん数で圧倒しようというわけではないのは、聴けば歴然。一人一人が鍛え抜かれた技で、プロに比べても、まったく遜色なし。前半は、木管が全て女子だけというほど、見慣れた景色とは言え、全体的に女性が圧倒していた。
チャイコフスキーで印象に残るのは、何と言っても2楽章冒頭のホルンソロ。いやぁ〜、これは巧かった!!
#13