181215
12/22本番を迎える労音第九の練習が森下文化(江東区)であり、それが終わってから、川崎へ移動、なんとかこのコンサートに間に合った。
このオケを聞くのは初めて。上の解説には学生から社会人までとあるが、全員、とびきり若いのに圧倒される。ほとんどが現役の学生という印象。2階フォアイエでのプレ・コンサートで、弦楽とその後の木管五重奏も楽しめた。
ラフマニノフの交響曲2番よりチャイコフスキーの序曲1812年の方が聞きたかった。特に後半で大砲がドカンドカンとやるところは堪られない。今回はバスドラムを思いっきりぶっ叩いていたが、この人、打楽器奏者ではなく、リストを見ると2nd violinistであった。
この部分は本物の大砲が使われることも珍しくなく、もちろん野外での軍隊の演奏会での話。日本でも自衛隊の楽隊ではよく本物の榴弾砲を使って演奏された実績が多く残されている。使う大砲を間違えるとあまりの音の大きさで、聴衆が耳がおかしくなった珍事件も起きていたらしい。
ラフマの2番だが、ピアノコンチェルト2番と異なり、あまり聞く機会がない。50分という長い曲だが、楽章ごとのメリハリがないというか、平板に聞こえ、やや聴き劣りがするように感じられた。
マエストロは上の略歴にあるように、かなり変わった経歴の持ち主。長身、イケメンである。二つの演目で衣装を変えたのには少々驚かされた。
アンコールはルロイ・アンダーソンの「そりすべり」かな?(終演後、確認を忘れたので、現在楽団に確認中)
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