200227
久しぶに明治神宮へ。平日の真昼間だが、人影まばらはやはりアレの影響らしい。外国人もほぼすべて西欧系(のようだ)。
今日の目的は、本殿を囲む回廊に展示されている彫刻群。
全部で31点が展示されている。彫刻家ということだが、中には彫っていない作品も。
不思議なもので、磨くと、まったく異なる色が出てくる。石の面白さ!
これは石ではない。ミクストメディアとだけなので、具体的に材料は不明。
どこかで見覚えがあるのは、地下鉄大江戸線六本木駅を上がる途中にでんと座っているのがこれの10倍ぐらいの作品。
これも不思議な色の大理石で、上部は磨いて白い神殿になっている。
彼女のことは、以前もここで紹介しているので、省略するが、若い頃にローマのアカデミーで彫刻を習い、以降、大理石の山があるCARRARAで意欲的に制作活動を続けていた日本の代表的な彫刻家。今回の出展者の中でも際立った存在。
花崗岩の持つ、ざらっとした質感と、磨き上げた光沢のある部分の対比が面白い。
鳴らない楽器。サキソフォンだが、表面のシマシマ模様が面白いのだが、これも大理石とは!
測候所らしい構造物の上にたっているのはどうやら水道の蛇口らしい。
意表を突かれる作品。見ていて楽しい気分に。
色も形も、素材も珍しい作品。
右側の御影石は中が空洞になっている。
以上、展示作の半分程度しか紹介できなかったが、力作ぞろいなのに、見る人がまばらなのはもったいない。
今回は中村真木と懇意の昔仲間と一緒に回ったのだが、集合時間前に本殿前のスペースでどこかのアスリートがお祓いを受けていた。ふと脇に目を移すとなにやらカメラマンたちがたむろしている。しばらくすると、出てきたのが・・・、
ヤクルトの選手はあまり知らないが、村上はさすがに知っている。
これは楽天から移籍してきた島選手。
寒風で、絵馬がカチャカチャ鳴る中、島選手も無事奉納。
原宿駅前にある南国酒家でランチを楽しんで解散。
こういう歴史的な建築物、そんなに簡単に取り壊しちゃっていいんだろうかねぇ。