200719 4ヶ月ぶりの合唱練習が石川町文化センターで行われたので、練習終了後、近くにある、かつて住んだことのあるマンションに立ち寄ってみた。
現在入居中の住人には大変失礼な表現になるが、この見るからに古めかしいマンション、1969年夏竣工で、新婚2年目で入居している。右手、車がとまっている101号室。36.7m2の2LDK。333万円だったが、初任給2万円程度で入社間もない身分ではそれでも高嶺の花、親や会社から借金して手に入れた。せまくても、自分の家が持てたのはやはり嬉しかった。入居当日、アポロ11号が月からの生中継をしていた。
今、考えるとこんなせまいところに、よくもまあ入れ替わり立ち替わり友人たちを食事に招き、中には仕事上つきあいのあったスイス人夫妻まで夕食に招いたりで、まさに汗顔の至りである。
以前の記事にも載せたくだんの呑川、このあたりは、まことに長閑で牧歌的だ。あさなゆうなにここを渡って通勤していたので、大変懐かしい。遠景は大岡山付近。
さて、石川台駅から池上線に乗車、のんびり歩いていたらしい合唱仲間とプラットフォームで合流し、池上まで乗車。
これまでは、改札口を抜けてから踏切があるという、もはや前世紀どころか前々世紀の遺物のような駅で不便をかこっていたが、これからは上り電車に乗ろうとしても手前の下り電車が発車するため、向こう側に渡れず、みすみす一本逃すような腹立たしき事態は起こらなくなった。
とりあえず駅だけ開業ということで、テナント入居は来春らしい。楽しみだ。