210710 RIVIERA 英仏合作
先に見た娘に勧められて見始めたものの・・・結局20話、全部見ました。凡作です。脚本がひどいの一言!ツッコミどころ、満載でした。やはり途中で見切りをつければよかったと少々後悔気味。
主役のジュリア・スタイルズ、以前見たマット・デイモン主演のボーン・シリーズで名前と顔は覚えていましたが、大したインパクトもなく、記憶に残っていたのが不思議なぐらいです。⬆︎に見る通り、美人ではまったくありません。個性的でもなく、スタイルズという名前なのに(?)スタイルがいいわけでもなく、演技も凡庸。なぜこういう女優がいまでも現役でいられるのか不可解そのもの。
脇役もピリッとせず、かろうじて目を楽しませてくれたのは、南仏の景色、次から次に登場するスーパーカーの群れ、一見して高級ブランドと分かるコスチューム、ただしスタイルズが着用するものは高そうだけど、センス、すこぶる悪いものばかり。ちなみに撮影の舞台となった超豪華な邸宅はグラース郊外にあるChâteau Diter。他にニースなどでも撮影されたようです。
地元の名門とされるクリオス家、南仏の超豪邸で贅沢三昧の暮らしぶりです。これを築いたのはコンスタンティン・クリオスです。長男アダム、次男クリストス、末っ子で長女のアドリアーナ、それに新妻のジョジーナ(ジュリア・スタイルズ)という一家の構成です。そこへひんぱんに顔を出すのが元妻のイリーナ。これをスェーデン出身のリーナ・オリンという女優が演じているのですが、現在66だから、無理もないのですが、これがはっきり言ってキタナい。こういう醜い姿を晒すぐらいなら、女優業、辞めてほしいと思うほど。
いきなりコンスタンティンが招かれて乗船している豪華ヨットがパーティー中に大爆破して、海の藻屑と。生存者はゼロ・・・のはずですが、ひとり若い女性が爆破前に海に飛び込んでいて、近くの海岸に打ち上がります。ということで、映画は展開していきます。
ジョジーナは絵画専門家という設定で、コンスタンティンの命を受けてたびたび美術品オークションに顔を出し、高価な作品を買いまくります。自らのコレクションにしようという狙いはあるにはあるのですが、買い取った作品がらみで、事件が次々に起こります。見せ場はそこそこ作り出してはいますが、冒頭書いたように脚本が貧弱ですから、やたら???となります。
きわめつけは、おそらく「太陽がいっぱい」を意識したのでしょう、ジョジーナがクリオス家の長男アダムをヨットに誘い出し、洋上でナイフでグサリ、死体を海へという場面があるのですが、殺さなければならないような動機も見当たらず、完全に脚本が破綻しています。
シーズン3が間もなく配信されるようですが、見る気になるかどうか・・・。