240520 2022年のTVドラマシリーズ 全5話 各58m.
次、何を見ようかと、あちこちチェックした挙句、この邦画に辿り着きました。2年前の作品です。
これがなかなか面白くて、1話からぐいぐい引き込まれました。実に、綿密に作り込まれた脚本の冴えを感じました。演じる役者もみなさん達者で、中でも主演の一本木透役の玉木 宏は見直しましたね。ただの2枚目ではなく、したたかな演技派だったようで、愚亭のいい意味での見込み違いでした。
シリアル・キラーvs.警視庁vs.新聞社、この三つ巴の戦いと最後のどんでん返し、さらに直後の、もっと意外な展開にはやられた、って感じ。このタイトルの意味が理解できました。そしてエンディングがまたよかった。あそこで止めてくれて暗転はうまかったです。あれ以上映されても困るなぁって気がしてたので。
ただ、ちょっとだけ引っかかったのが、犯人の殺しの動機が、ちょっと弱いんじゃないかと。つまり自らの境遇に遠因があったとは言え、DVで家族を痛めつける男だけをターゲットにして殺す、ってえのはどうなのかなぁって。
ま、でもそれ以外では言うことなしに楽しめた作品でした。