160503
銀座の画廊で開かれていたので、覗いてきた。先日、いつも聞いているラジオでも紹介され、さらにテレビでも紹介していたので、連休でもあり、相当な混雑を予想したが、それほどでもなかった。
過去、何度も開催されているので、ねむの木学園や、それを創設・主宰する宮城まり子のことは、国内外でもよく知られている。
何年か前に六本木の森アーツセンターギャラリーでも観ているから、作品の素晴らしさにそれほど驚くことはなかったが、改めて、彼らの才能と、それを巧みに引き出した宮城まり子には感嘆しかない。
入館した時にちょうど会場の一隅で、ここの園児が5、6人で歌を歌っていたが、これまた心を洗われるような歌唱で、聞きながら涙するご婦人方の姿が多数見られた。
宮城まり子も車椅子で、園児に話しかけ、軽妙な対話で聴衆を笑わせつつ、歌唱の指揮もしていたが、すでに89歳。もともと小柄だが、一層小さくなったようだし、声もこもりがちだが、表情は明るく、まだまだ元気でいて欲しいと心から願った。