ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

公開リハーサルへ@ミューザ川崎

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抽選で当たったので、川崎へ。

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上記のうち、聞かせてもらえたのは、後半の3曲のみ。正味2時間だから、仕方ない。それでも、いずれもが初めて聴く曲ばかりで、大いに興味をそそられる内容だった。

そもそも「秋山のスポーツ音楽5選」という趣向が面白い。ウィリアム・テルシベリウスのV協がどうスポーツと関係するのか判然としないが、少なくとも今日リハで聞いた3曲はまぎれもなくスポーツ関連だ。

最初に聞かせてもらったサティの曲は「スポーツと気晴らし」という、クラシック界ではとんでもないタイトルだろう。中身も意表をつくような内容ばかりで、[ゴルフ]大佐のゴルフはクラブを粉々にするほどのナイスショット。クラブの折れる音に注目です。なんていう解説がある。このクラブが折れる音というのが、実際パーカッショニストの一人が後ろに用意してある細い木材を膝でへし折るのだが、これはタイミングが難しく、相当気合を入れないと一発で成功させるのは至難。今日はリハなので、2度試したが2度とも、もちろん成功。サティの人を食ったような曲想には驚かざるを得ない。

この「スポーツと気晴らし」はピアノ演奏が多いらしく、フル編成の管弦楽による演奏は比較的珍しいのかも知れない。YouTubeではほとんどオケ演奏は聞けない。とすれば貴重なリハを聞いたことになる。

ところで、リハを聞かせてもらっているのに、マエストロが登場すると拍手する連中がいる。これには、マエストロもばってんを手で作って制しているのだが、なんでそんなことが分からないのか。上の注意事項に入れるべきだと思った。

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