ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

所属する地元合唱団、第11回定期演奏会@大田区民プラザ大ホール(下丸子)

191214 とかく誤解を招きやすい団名、大田区第九合唱団(第九を歌った時に結成されたことに因む)の定期演奏会が開催された。1年おきのペースで、偶数回は多少大掛かりにということで、前回は大田区民アプリコ大ホール(収容1,400人)での開催だったが、奇数回となる今年はややこじんまりとプラザホール(500人)での開催。

f:id:grappatei:20191216161921j:plain

f:id:grappatei:20191216161940j:plain

開演は14時だが、団員は準備やリハがあるので、9時に集合。

f:id:grappatei:20191216154543j:plain

こじんまりだが、機能的にできている。

壁の時計は9時10分を指している。今回も楽屋一番乗りとなった。ホールが小さい分、舞台と楽屋の距離が短くて、その点は出演者にとってはありがたい。

山台の組み上げは昨日中にやっておいたので、さほど力仕事はなし。弁当を駅前の仕出し屋から運んだのが、この日、最大の力仕事。女性陣は、プログラムの挟み込みなどの作業に忙しい。

やがて声出しに続いてソリスト陣も加わってのリハ、入りとハケの練習など型通りに進行。1時半前に開場。舞台袖からそっと覗くと、まあまあの埋まり具合。そして、予鈴に続いて、2時きっかりに本鈴。

第1部、宗教曲メインの組み立て。最も苦労したのは、バッハのサンクトゥス 238番、一時は挫折しそうに。

f:id:grappatei:20191216162101j:plain

第1部は宗教曲らしい正装で。

f:id:grappatei:20191216163310j:plain

第1部の男声陣。このうち半分は賛助メンバー。

第2部は、一転、日本の混声合唱組曲蔵王」全9曲。日本語がお客様に聞き取れるようにと、うるさいほど指揮者から指導を受けた。

f:id:grappatei:20191216163610j:plain

男女ともに緑のバンダナを着用。ちょっと爽やか感を演出。

第3部は、豪華ソリスト陣が加わって、華やいだ舞台に。中でも「闘牛士の歌」を歌ったゲスト、今や日本を代表するバリトン大沼 徹は客席後部から登場、たっぷりと客席を湧かせてから舞台に上がり、今日一番の盛り上がりとなった。オペラ曲で手拍子が入るという、かなり珍しいシーンもあり、Bravoが飛び交ったのは言うまでもない。

f:id:grappatei:20191216163729j:plain

女性は赤いブラウス、男性は蝶タイを外して、赤いチーフを胸に。

アンコールに「こうもり」から「シャンパンの歌」で賑やかに終了。最後は、会場と一体になって「聖夜」を大合唱。お疲れ様でした。

f:id:grappatei:20191216163949j:plain

「聖夜」では、かぶりものを装着。

2年に及ぶ練習も本番は正味わずか80分で終了。達成感を味わう間もなく、打ち上げ会場へ。

f:id:grappatei:20191216164228j:plain

指導してくれた先生方

⬆︎てこずりながらも辛抱強く指導していただいたボイストレーナー、ピアニスト、そしてゲスト出演者のみなさん。(マエストロはその後、別の仕事があり、打ち上げはパス)

さあ、次は再来年、一応、モーツァルトのレクイエムをメインにすることで、プログラムの裏面にも発表済み。これも大変な難曲だから、また厳しい練習が1月からスタートする。