120923 本降りの雨の中、歩いてアプリコホール。お陰でズボンの裾はびっしょり。さすがに空席が目立つ。今日はシベリウス特集だ。
APRICO SYMPHONY ORCHESTRAは、1999年,2000年と「アプリコ」で開催された「大学オーケストラフェスティバル」に参加したメンバーによって2001年2月に首都圏在住の若手社会人、学生を中心に結成されたオーケストラ。
演目は、
1。組曲「クリスチャン2世」
2。ヴァイオリン協奏曲
3。交響曲第1番
このアマオケ、地元ゆえ、過去何度も聞かせて貰ってるが、今日は別のオケかと思う程の出来映え。何だろう?勿論、指揮者にもよるんだろうが、端的に言えば、上達したんだろうと思う。
1。普通、最初の曲は固さが取れずに粗さが見え隠れするが、今日はまったく。
2。これが、すっごい難曲。果敢に挑戦した城代(きのしろ)さや香さん、3歳から弾かれていたそうだが、これが天才肌というのか、とにかく素晴らしい。久しぶりに聞いた名演奏。
ご覧の通り、なかなかの美形である。汗っかきなのか、独奏中も、何度かハンカチで顔や胸元、更に愛器を何度も拭う姿が。そのハンカチを置くところが、指揮台というのもねー。男性ならポケットに入れるところだが・・・。何か工夫してあげられないのか、ちょっと見ていて気の毒だった。
3。クラリネットの長いソロで始まる、いかにもシベリウスらしい壮大なスケールを感じる大曲。これがまた、これ以上ないというほど見事な演奏で、到底アマオケとは思えない。欲を言えば、金管、特に一番難しいホルンの「入り」の音がピタッと決まれば、最早言うことなし。
ということで、雨にもめげず出て来て大正解だった。
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