120927 カワイ・コンサート・サロン「パウゼ」
166回とはまたよく続いている。時々顔を出す下丸子ジャズ倶楽部が間もなく200回だが、これは毎月開催であるか、年4回開催のこちらのシリーズはずっと息が長いのだ。
さて、⬆にあるように「日韓交流コンサート」と、ややお固い副題がついているように、今回は韓国出身の二期会会員バリトンの李宗潤さんが、坂井田真美子さんと共演。日韓歌合戦という趣向。前半は、その日韓のよく知られている歌を互いに歌い合うというもので、それぞれさほどの緊張もなく、聴衆もゆったり、なごやかに国際交流を楽しんだ。(演目には、やはり作詞・作曲も表記してくれると有り難い)
アンコールは、坂井田さんが、この日のために早くから決めていたというHE'S GOT THE WHOLE WORLD、李さんは「ドン・キホーテ・デ・ラマンチャ」からIMPOSSIBLE DREAM。更に二人で「魔笛」から「パ・パ・パ」
坂井田さんは、今更だが、ただ今、大ノリノリの、将来が嘱望される期待のソプラノ。明るい、華やかな舞台に特徴がある。エンターテイナー色の大変強い歌手。
一方、李さん、昔聞いたことのあるジョルジョ・トッツィを思わせる、どちらかと言えばずっしりとした響きのあるバリトンで、日本人とはちょっと違う音色を、僅かだから感じられた。
終演後、挨拶に立たれた出演者たち。⬆はピアノ伴奏の石井里乃さん。国立時代からの仲良しとか。
前半、「そくたつ」を歌った際、頭に赤い鉢巻きをして、舞台から降りてきた坂井田さんが聴衆の何人かに配ったのが⬆このカードでした。なかなかシャレたことをなさる。
9時15分、今にも降り出しそうな中、原宿駅へと急いだ。
#67